みなさん、こんばんワンコ今夜
もわんtogetherのブログへお越し頂きまして誠にありがとうございます
さて、昨夜 は人畜共通感染症(zoonosis:ズーノーシス)についてお話しさせて頂きましたがいかがでしたでしょう
現在では人間が罹患する感染症のうち、動物と何らかの因果関係を持った人畜共通感染症は約80パーセントと言われ、世界的に見れば200種類を超える数の人畜共通感染症が確認されています
まずは愛犬と共にそういった感染症に対する対策をしっかりとしていただきたいと思います
さてさて、それでは今夜のお話しに移らせていただきますね
今夜
は昨夜
に引き続き人畜共通感染症(zoonosis:ズーノーシス)についてお話しさせて頂きます
我々人類は太古の昔から犬という動物を家畜として共同生活をしてきた長い歴史があります
その長く共に暮らしてきた中で人類は犬から感染する病気がある事を学んできました
古くから伝わる話や資料、宗教的な祭りごとなどから人畜共通感染症に対する様々な対策をしてきた事は広く知られているところです
近代に入ると人畜共通感染症対策の筆頭として挙げられたのは狂犬病対策でした日本でも古くは江戸時代からその狂犬病はとても恐ろしい感染症である事が知られており江戸幕府により「人喰犬繋留命令」が出されたのは何と1692年、今から330年程前のことです
更にその3年後には「狂暴犬収容所」と名付けられた施設が設けられ狂犬病蔓延対策として野良犬が収容される様になりました
そして、人口の増加と共に狂犬病の流行も珍しくなくなり、明治に入ると1870年に東京ではその流行が郊外にまで及び、更に蔓延の兆しが見られる状況に対応するため、現在の「狂犬病予防法」の原形とも言える畜犬規則が定められました
その後も狂犬病の流行は九州などでも発生したため、1896年に「獣疫予防法」、1922年には「家畜伝染病予防法」が制定された後、1950年には現在に続く「狂犬病予防法」が制定されました
ちなみに日本では、この「狂犬病予防法」の制定から僅か7年で狂犬病を国内から撲滅する事に成功しています
今夜は人畜共通感染症のうち、最も恐ろしく現代でも世界中で蔓延している狂犬病について日本での歴史を中心にお話しをさせて頂きましたが、この辺りでおしまいとさせて頂きます
それでは今夜
もお付き合い頂きまして誠にありがとうございました
また明日の夜
のお越しを心よりお待ちしております