みなさん、こんばんワンコ今夜
もわんtogetherのブログへお越し頂きまして誠にありがとうございます
さて昨夜は引き続い「犬」と「戌」の違いについてお話しをさせて頂きましたがいかがでしたでしょう
「戌」はもともと月日の順序を表す記号のように用いられていた漢字なのですが、それに、後から動物名を割り当てられたものですが、なぜ十二支に動物の名を振り当てたのかは諸説あり、はっきりと分かっていません
どなたか新しい情報をキャッチした方はぜひぜひ教えて頂きたいと思います
一方で「犬」という文字は本来の動物種としてのイヌを指す言葉として使われてきましたどちらも「イヌ」と呼ぶ文字ですがそれぞれに起源が違うという事ですね
ではここからが今夜のお話しになるのですが「狗」という漢字もイヌと読みますがこの「狗」についてお話しをさせて頂きますね
「狗」の字は犬(けものへん)と「句」が組み合わさって出来ている字で、この「句」の意味は小さくかがむという様子を表しています
お馴染みの「犬」は動物種としてのイヌ全般(「食肉目イヌ科イヌ属」に分類される哺乳動物ですね)を広く指す文字です一方で「狗」も単独で使う場合にはイヌ全般としての意味を持ちますが「犬」と区別して使われる場合は、比較的大きなイヌが「犬」、反対にサイズの小さめなイヌを「狗」と使い分けられる違いがあります
上述の小さくかがむ犬=「狗」ということですね
しかし、この「狗」は現在では使用される事自体少なくなっており馴染みの薄い漢字で古くはこの様なサイズによっての使い分けがされていましたが、現在ではその様な使い分けはほとんどされず、大型犬、中型犬そして小型犬、全てについて「犬」が使用されるのが一般的になっています
ちなみに「狗」という漢字にはイヌ全般を指す、サイズの違いで小型犬を意味する以外にもいやしいものといった意味があります 犬のように人の家に忍び込むのが上手な者を指すところからコソ泥を意味する狗盗(クトウと読みます)」や狩猟の時に獲物となる動物などを追いたてる目的で人に使われる犬という意味から人の手先として使われる者を軽蔑していう「走狗(ソウク)」といった言葉があります
今夜は昨夜までのお話しの続きで「狗」についてお話しをさせて頂きましたが、この辺りでおしまいとさせて頂きます
それでは今夜
もお付き合い頂きまして誠にありがとうございました
また明日の夜
のお越しを心よりお待ちしております
