みなさん、こんばんワンコ今夜
もわんtogetherのブログへお越しくださいまして誠にありがとうございます
さて昨夜
は犬
の逆くしゃみ
についてお話しをさせて頂きましたがいかがでしたでしょう
逆くしゃみ
自体はしゃっくりの様な物で獣医学的にも心配のないものですが呼吸器系や心臓の疾患と見誤らない様にだけ注意してあげてくださいませ
それでは今夜
のお話しに移りたいと思いますが今夜
は犬
のネオテニーについてお話しをさせて頂きたいと思います
ネオテニーという言葉はあまり馴染みがないと思いますが動物において完全に成熟したにも関わらず未成熟の性質を残す現象の事です
幼形成熟、幼体成熟とも言われます
犬
に当てはめて簡単に言うと子犬の頃の性質を成犬
になっても残している事です
犬
には行動学的な特徴が多くあります
オオカミ
ににた外観を持つシベリアンハスキーなどはオオカミに近い服従性や攻撃性を持っています
オオカミ
の成長の過程と比較するとオオカミ
が成体になる前の幼少期に見られる行動が犬
の場合には多くの犬種で見る事ができます
オオカミ
が成熟してから現れる行動はと言うと犬
ではその様な行動はほとんど観察する事が出来ません
この事から犬
がオオカミ
の成熟過程で成長をストップする事、つまりネオテニー(幼形成熟)である事を意味しています
ネオテニーの一番典型的な行動と言えば遊びです
オオカミ
は幼少期には遊ぶ行動が見られますが成体になるにつれ見られなくなって行きます
一方で犬
はと言うと成体となっても遊び行動が見られます
言い方を変えるとオオカミの幼少期の特徴を残したまま成体に進化した動物が犬
と言えるのです
少し余談になってしまいますが遊んでいる最中の犬の脳内を調べた結果、オピオイドと言われる快感をもたらす脳内麻薬が分泌されている事が知られています
このオピオイドですが関係性の面から絆の形成に大きな役割りを持っている事が報告されているものです
遊んでいる最中にオピオイドが分泌される事でその遊び相手との親しい関係性が深まりもっと遊びたいといった感情が生まれてきます
つまり飼い主さんが愛犬
と遊ぶ事は両者の間の愛情を育む事になるのです
この様な犬
の行動のネオテニー化は遊びも含め成犬
になってからも見られる探索心、学習能力や友好な態度、寛容性などまさに犬
の特徴となっています
今夜
は犬
のネオテニーについてお話しさせて頂きましたがこの辺りでおしまいにさせて頂きます
今夜もお付き合い頂きありがとうございました
また明日の夜
にお会いしましょう
犬
のネオテニー