みなさん、こんばんワンコ今夜もわんtogetherのブログへお越し頂きまして誠にありがとうございます
さて、昨夜 は犬の混合ワクチンについて◯種混合という数字と予防できる感染症についてのお話しをさせて頂きましたがいかがでしたでしょう6種、8種といったあたりが多いかと思いますがそのワクチンでどんな感染症が予防出来るか知っておくのも損はないと思いますのでぜひ一度接種証明書のシールを見て頂きたいと思います
さてさて、それでは今夜のお話に移らせていただきます今夜のお話しも犬の混合ワクチンについてです子犬を迎える場合には、その混合ワクチンの接種時期は、迎える子犬の月齢によって既に最初の接種が終わっている事が多いですが、そもそも最初のワクチンを打つ時期はどうやって決められていると思いますか
犬が感染症に冒される危険性が高いのは体の免疫機能がまだ充分でない子犬の時期である事は当然の事ですしかし、母犬が出す母乳のうち、出産直後から約2日間までの初乳と呼ばれる母乳には母犬が持っている様々な病原体に対する抗体が含まれていて、子犬はその初乳を飲む事によって一時的に免疫力を得ることができます免疫機能がまだ不十分な時期の子犬ではワクチン接種を受けても病原体に対する有効な抗体を作る事ができないため、この期間は母乳から得る抗体(移行抗体と呼びます)によって感染症の危険を回避する事が必要と言えます
この移行抗体ですが子犬が母乳から獲得した後もずっと有効というわけではなくおおよそ生後6週齢あたりから徐々に失われていきます言い換えると生後6週齢頃から感染症の危険性が増加していくという事ですねですのでその時期に合わせて混合ワクチンを接種する事が最も合理的だという結論になります
ちなみに移行抗体が有効に働いている時期に混合ワクチン接種を受けても、子犬の体内に残る移行抗体がワクチンを抗原とみなして排除してしまうので抗体は作られずにそのワクチン接種は無効になってしまいます理論的に考えると混合ワクチンの接種時期は移行抗体が消滅するのと同時に行うのが一番いいのですがそのタイミングは個体差もあるため、実際のところは生後45日を目安に3回に分けて追加接種し、抗体を上昇させる方法が取られています
今夜は犬の混合ワクチン接種についてその接種するべき時期はいつなのかといったお話しをさせて頂きましたが、この辺りでおしまいとさせて頂きますそれでは今夜もお付き合い頂きまして誠にありがとうございましたまた明日の夜のお越しを心よりお待ちしております